納戸って？おすすめポイントや活用方法もあわせてご紹介！賃貸お役立ちコラム | 大宮の賃貸のことならリロの賃貸　レックス大興

納戸とは？

納戸とは、建築基準法で「居室」と表記できない部屋のことを指します。
納戸の定義は部屋の広さではなく、窓の大きさ、つまり採光が基準となっています。

居室との違い

先述の通り、居室と納戸の違いは窓の大きさによって決まります。
居室とは、基準を満たす窓が設置されている場所のことで、イメージとしてはリビングや洋室、和室など一般的な部屋が該当します。

クローゼットとの違い

クローゼットは、主に衣類を収納することを目的としたスペースであり、初めから衣類をかけるためのハンガーパイプなどが設置されています。

サービスルームとは

間取り図を見ていると納戸の表記だけでなく、「サービスルーム」という表記があることもあります。
サービスルームと納戸には、明確な違いはなく、物件の雰囲気などによって表記が異なります。和風の物件であれば「納戸」、洋風の物件であれば「サービスルーム」と書かれることが多いです。

間取り図での表記

メリット

納戸があることによるメリットにはどんなものが挙げられるでしょうか。ここからは、納戸のメリットについてご紹介いたします。

収納に適している

納戸は、採光の基準から居室として認められないスペースなので、それ以外は居室との違いはなため、ある程度の広さが確保されています。
そのため、クローゼットと比べて室内に余裕があることが多いため、衣類や大きめの荷物だけでなく、季節もののこたつといった大きな家具をしまっておくことが可能です。

子供がいる世帯や、荷物が多い人には特に重宝されるスペースでしょう。

日光の影響を受けない

納戸は、採光の基準を満たさないために居室として適していないスペースです。つまるところは「日当たりが悪い」ということです。一見するとデメリットのようですが、日が当たらないことによるメリットがあります。
日が当たらないことで日光による影響が少なく、日焼けを避けたい衣類や本などを収納しておくのに最適なスペースなんです！

家賃が安い

納戸となるスペースは居室には当たらないため、同程度の広さ・設備・立地の物件と比較すると家賃が安いことがあります。
家賃は居住スペースをもとに計算されるため、家賃を押さえたいと考えている人は納戸付きの物件を一度検討してみてはいかがでしょうか。

収納以外でも使える

納戸はある程度のスペースは確保された空間であるため、収納スペースとしてだけでなく、以下のように活用することも可能です。

・作業スペース（リモートワークなど）
・書斎
・書庫
・趣味用の部屋
・子供の遊ぶスペース
など

詳細は、後の項目で紹介いたします。
広さによって活用法も様々ですので、場合によっては居室よりも適している場合も考えられます。

デメリット

納戸には収納としてだけでなく、活用方法によっては多くのメリットがあることをご紹介しました。ここからは、納戸のデメリットについてもご紹介します。悪いところも知ることで、どんな活用ができるかなど、参考にしてくださいね。

日当たり・風通しは悪い

先述の通り、窓が小さいことが理由で居室として認められない空間であるため、日当たりや風通しは当然悪くなってしまいます。
そのため、換気がしにくく湿気がこもりやすくなったり、室内が暗いため照明がない場合には別途用意する必要があったりします。

コンセントなどの設備がないことも

納戸は居室ではないため、居室にある設備が整っていないことがあります。エアコンやテレビといった家電が設置できなかったり、場合によってはコンセントもないことがあります。
その場合には、別の部屋や廊下など、近くのコンセントから電力を引っ張ってくる必要があります。

おすすめの活用法

最後に、納戸の活用方法についてご紹介いたします。

広い収納として

納戸の中に設備が整っていない場合は、収納スペースとして活用するのがおすすめです。日差しの影響を受けにくいという、収納スペースとしての最大のメリットがあるため、換気を定期的にすれば季節物やストックなどの保管場所として最適といえます。

書斎や書庫、趣味の場所として

納戸に広さがある場合には、書斎や書庫、趣味を楽しむためのスペースとしても適しています。
また、納戸は外からの影響を受けにくいため仕事用のスペースとして使用することもおすすめです。

子供が遊ぶ場所として

窓が小さいため、目を離した隙に窓から外へ出てしまうという心配も少なくなりますし、納戸の中におもちゃをしまうようにすれば、そのまま子供が中で遊ぶことも可能です。

ただし注意点として、換気がしづらい構造になっているため、サーキュレーターなどの換気アイテムを設置することをおすすめします。
また、夏や冬などは冷暖房器具を用意する必要があります。

記事のまとめ

今回は、納戸について解説いたしました。

納戸の使い方は、ライフスタイルによって様々な方法があります。また、納戸ならではのメリットもありますので、お部屋探しや活用方法の参考にしてみてください！